火葬とは
火葬とは
ご遺体を焼却する葬法です。
日本ではかつて、土葬が一般的でした。火葬されるのは身分が高い人々が中心でした。
1897年「伝染病予防法」が制定され、火葬文化へ移り変わっていきました。
法律上は土葬も認められていますが、多くの地域で条例により火葬が基本とされています。
また、法律により『死亡後24時間を経過した後でなければ、これを行ってはならない』とされています。
火葬許可証
火葬を行うには「火葬許可証」を事前に取得して火葬場に持参する必要があります。
役所に「死亡届」を提出する際に「火葬許可証」の申請を行うのが一般的な流れで
葬儀会社が代行してくれる事もあります。
火葬後「火葬許可証」に火葬済みの証明印が押され、この書類が納骨時に必要となる「埋葬許可証」にあたります。
火葬の流れ ※葬儀概論から一部引用
火葬は葬儀・告別式と同日が多く、儀式の後に出棺、火葬場へ向かい執り行われます。
地域によっては葬儀・告別式の前に火葬を行う場合もあります。
火葬時間は早いところで40分程度から2時間程度までと火葬場によって幅があります。
火葬した後の拾骨を骨上げ(こつあげ)、収骨(しゅうこつ)とも言います。遺族による拾骨は日本独特の儀礼と言われています。
拾骨は関東など全部の遺骨を拾骨するところ、関西など喉仏や歯骨など一部拾骨するところ、また胴骨と本骨とを分けて拾骨するところなど、地方差があります。全部拾骨と部分拾骨か、または分骨する場合でそれぞれ容器の大きさが異なります。拾骨後、骨壺は桐箱に入れて白布に包み、分骨容器は綿袋に入れて遺族に引き渡すのが一般的です。
まとめ
葬儀に参列する事があっても火葬場まで行く機会はなかなかないのではないでしょうか。
大まかな流れを理解しておくだけでも、いざという時に落ち着いて対応できるのではないでしょうか。