初盆(はつぼん)・新盆(にいぼん しんぼん あらぼん)とは
初盆・新盆
初盆(はつぼん)・新盆(にいぼん しんぼん あらぼん)とは、故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことを指し、故人が浄土から初めて戻って来るとされています。(正確には四十九日の忌明け後の初めてのお盆の事)
僧侶を招いて法要を執り行い、その後で家族や親族、故人と親しかった人々を招いて会食を行うのが一般的でした。
しかし、現代では生活様式の変化や、都市部での住環境の変化に伴い、新盆の実施方法にも変化が見られます。
特に、自宅が狭い、あるいは故人の自宅がない場合など、多くの人が対面できる場所を求めて、お寺で法要を行うケースが増えています。
その後の会食についても、自宅ではなく、お寺の近くにある料亭や会館などで行うことが多くなっています。
まとめ
現代の新盆は、形式や場所が多様化していますが、伝統的なスタイルから柔軟な形式への進化は、時代とともに変わる家族の形や社会の状況に適応していることの表れであり、故人を偲ぶ心は今も昔も変わりません。