後飾り
「後飾り(あとかざり)」は、火葬後のご遺骨と遺影、仮位牌などを置き、手を合わせるための小さな祭壇のことです。
後飾りの役割
● 四十九日まで故人をお祀りする場
納骨までご遺骨や仮位牌をお祀りします。
● ご供養の場
ご家族が故人を思い、手を合わせる場所となります。
● 弔問客のお参りの場
葬儀に参列できなかった方が、後日訪れた際のお参りをしていただく場所になります。
後飾りに用意するもの
宗派や地域によって多少の違いはありますが、一般的には以下のものをお供えします。
- ご遺骨(骨壺)
- 遺影写真
- 白木の位牌(仮位牌)
- ロウソク・燭台
- 線香・香炉
- ご飯・水など、お供え物
- お花(白を基調とした花が一般的)
多くの場合、葬儀プランに含まれているか、葬儀社がレンタルや設置まで対応します。ご家庭で用意した棚に置くなど簡易な形で準備することも可能です。
まとめ
後飾りは、葬儀が終わったあとにご自宅で故人を静かにお祀りするための小さな祭壇です。
形式にこだわりすぎる必要はありません。
「ありがとう」「ゆっくりお休みください」という気持ちを寄せる場所として、
ご家族が安心して過ごせる後飾りを整えていきましょう。

