香典返し
香典返しとは、お通夜や葬儀で香典をいただいた方へ、感謝の気持ちをこめて贈るお礼の品のことです。金額の目安は、いただいた香典の半額〜3分の1程度が一般的で、無理のない範囲で感謝の気持ちが伝わる品を選ぶと良いでしょう。
即日返しと後返しの違い
香典返しには、主に2つの渡し方があります。
■ 即日返し(当日返し)
- 葬儀や告別式の当日に会葬御礼品と一緒に渡す方法です
- 香典の金額にかかわらず、一律で同じ品物をお渡しすることが多く、後日のお返しが不要になります
- 最近ではこの形式が主流になっており、香典返しの手間を減らせるというメリットがあります
■ 後返し(後日返し)
- 葬儀の後、四十九日の法要を終えたころに郵送などでお礼の品を贈る方法です
- 一人ひとりの香典の金額に合わせて品物を選べるので、丁寧なお礼をしたい場合に適しています
- 高額な香典をいただいた方には、即日返しのあとでも、後返しをするケースがあります
どんな品を選べばいいの?
香典返しには、「使うと形が残らない」=「悲しみを残さない」という意味をこめて、消えものの品物が好まれます。たとえば、お茶や海苔、乾物などの食品類、タオルや洗剤といった日用品、お菓子やコーヒーセット、さらにはカタログギフトなどが一般的です
まとめ
香典返しは、故人に寄せられた思いへの「感謝の気持ち」をお伝えする大切な習慣です。
形式にとらわれすぎず、相手への思いやりを大切にすることが、何よりも心に届くお返しとなるでしょう。